武田塾7校舎 統括責任者(練馬校/田無校/ひばりヶ丘校/東久留米校/拝島校/入間校/草津校)
1993年東京都立川市生まれ。
高校3年生の4月に武田塾御茶ノ水本校に入塾し、偏差値31から明治大学商学部へ逆転合格を果たす。大学2年次に英検1級を取得し、イギリスのイースト・アングリア大学に正規留学。その後、一般企業で英語を活用した実務経験を積み、25歳で独立。
現在は、武田塾 練馬校・田無校・ひばりヶ丘校・東久留米校・拝島校・入間校を統括し、難関国公立・早慶上智・GMARCHなどへの合格者を多数輩出している。また、武田塾のカリキュラム作成に携わりつつ、YouTubeチャンネル「武田塾English」や「武田塾チャンネル」に出演中。
YouTube「武田塾English」では累計400万回再生を突破し、社会人向けの英語学習情報を配信。自身も英語初心者から英検1級やTOEIC990点(満点)を取得した経験をもとに、効率的な英語学習法を広めている。
【取得資格】
・英検1級
・TOEIC 990点
・TOEIC Writing 200点(満点)
・Cambridge英検CPE
【著書】
『Be動詞もわからなかった私が数年でTOEIC満点をとった英語独学法』(幻冬舎)
『大学入試 逆転英単語2000 (武田塾逆転合格一冊逆転プロジェクト) 』(アルク)
【2025年版】関関同立で英検を利用できる学部や入試方式!合格に向けた受験対策も紹介

こんにちは!
武田塾で7校舎の統括をしている井関です!
「関関同立の入試では英検利用できる?」
「得意な英語を受験に活かしたい」
「入試で英検を利用するメリットって何?」
このように悩んでいませんか?
関西を代表する難関私立大学グループである関関同立では、入試に英検のスコアや取得級を活用できる場面があります。
しかし、どのような条件なのか詳しくわからない方もいるでしょう。
本記事では、関関同立で英検が活用できる学部や入試方式について解説します。
志望校選びや英検利用を検討するうえでの参考に、ぜひ最後までお読みください。
目次
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関関同立とは?概要をサクッと解説

関関同立(かんかんどうりつ)は、関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学の4校の頭文字をとった、関西圏を代表する私立大学グループの総称です。
いずれの大学も関西を中心にキャンパスを展開しており、全国から受験生が集まる高い人気と実力を誇る難関校です。
就職実績・教育環境・ブランド力などの面でも評価が高く、関東地方で言うところの「MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)」に相当する大学群として知られています。
関西圏だけでなく全国的に見てもレベルの高い大学群のため、毎年多くの受験生が関関同立を志望しています。
関関同立で英検を利用できる入試方式や学部

関関同立の受験では、英検を活用可能です。
英語試験の免除や得点換算など、英検の結果を入試に反映できる制度が導入されています。
出願資格として、英検の級やCSEスコアが求められるケースもあります。
大学ごとに利用できる入試方式や学部が異なるため、ここでチェックしておきましょう。
1.関西大学
関西大学では、一般入試および共通テスト利用入試で「英語外部試験利用制度」を導入しており、英検をはじめとする資格・検定試験のスコアを存分に活用できます。
この制度の大きな特長は、取得したスコアを関西大学独自の「みなし得点」に換算できる点です。
合否判定の際には、試験当日の英語の得点と、この「みなし得点」が比較され、自動的に点数の高い方が採用されます。
そのため、出願時にスコアを提出しておけば、当日の試験結果に左右されない“保険”として機能し、安心して試験に臨むことができます。
この有利な制度は、外国語学部はもちろん、多くの学部で利用可能です。
以下は、入試方式ごとの学部と基準をまとめた一覧表です。
入試方式 | 学部 | 基準 |
一般入試(関西大学の外国語の受験不要) | 法学部 文学部 経済学部 政策創造学部 人間健康学部 社会安全学部 | 英検2級以上 CSEスコア1,950点以上 |
一般入試(関西大学の外国語を受験) | 外国語学部 | 英検準1級以上 CSEスコア2,300点以上 |
共通テスト利用入試 | 文学部(前期) システム理工学部(後期) | 英検2級以上 CSEスコア1,950点以上 |
※2024年1月以降に受験したものに限る
共通テスト利用入試で文学部(前期)または、システム理工学部(後期)に出願する場合、英検2級以上を取得し、CSEスコア1,950点以上であることが基準です。
文学部(前期)に関しては、共通テスト得点に英語外部試験のスコア・グレードに応じた得点を加えて合否を判定されます。
CSEスコア(英検CSEスコア)とは、英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能を数値で評価する、ユニバーサルなスコア尺度です。
自分の英語力が客観的に評価される指標であり、英検の成績表で確認できます。
なお、学部によっては総合型選抜(AO入試)の出願資格に英検が含まれることがあるので、詳細は関西大学のホームページを確認しましょう。
2.関西学院大学
関西学院大学では、共通テスト利用入試(1月)で英語資格・検定試験利用ができます。
文系学部は3科目型、理系学部は3教科型で英検を利用可能です。
2025年度の入試で英検を利用する場合は、以下の条件を満たすことで出願資格が得られました。
- CEFR B1レベル以上(4技能)
- 2級以上またはCSE スコア1950点以上
CEFRとは、国際的な語学力の指標のことです。
A1〜C2の6段階の評価が存在し、Aは基礎段階、Bは自立段階、Cは熟達段階に該当します。
また、総合選抜では指定の英語資格・検定試験の級やスコアが必要になります。
英検の場合の級とスコアは、以下のとおりです。
- CEFR B2レベル相当:準1級以上またはCSEスコア2,300点以上
- CEFR B1レベル相当:2級以上またはCSEスコア1950点以上
- CEFR A2レベル相当:準2級以上またはCSE スコア1,700点以上
※2025年4月時点
なお、英語資格・検定試験によっては、各民間試験運営機関の定めるCEFRレベルとスコアの対照表が、年度途中で変更される可能性があります。
最新の対照表は、各民間試験運営機関のHPでご確認ください。
関西学院大学では、英検の取得時期は問われないので、いつ取得したものでも出願に利用可能です。
なお、関西学院大学の公式HPによると、2026年度の入試情報は、2025年11月上旬に公表予定とのことです。
英検利用の基準が変更になる可能性があるため、最新情報をチェックしましょう。
3.同志社大学
同志社大学の一般選抜入試では、英検を利用できません。
総合型選抜(AO入試・自己推薦入学試験)、学校推薦型選抜(推薦選抜入学試験)では、英検が利用できます。
AO入試では、自己紹介書の提出が求められ、以下のような項目を記載できます。
- 学歴
- 活動歴
- 自己PR
- 感銘を受けた本・芸術
もちろん、英検を含む語学力のアピールも可能です。
2026年度の入学試験要項では、英検の級について明示されていません。
しかし、自己推薦入学試験と推薦選抜入学試験の基準を見るに、2級以上を保有していると有利に働くと考えられます。
AO入試を実施している学部・学科・コースは、以下のとおりです。
- 商学部、商学科、フレックス複合コース
- 生命医科学部、医情報学科
- スポーツ健康科学部、スポーツ健康科学科
また、自己推薦入学試験と学校推薦型選抜(推薦選抜入学試験)における学部ごとの英検の基準は、以下のとおりです。
入学試験の種類 | 学部 | 基準 |
自己推薦入学試験 | 法学部 | 準1級以上(2024年4月1日以降に取得) |
自己推薦入学試験 | グローバル・コミュニケーション学部、グローバル・コミュニケーション学科、英語コース | 準1級以上(高校入学以後に取得) |
自己推薦入学試験 | グローバル・コミュニケーション学部、グローバル・コミュニケーション学科、中国語コース | 2級以上(高校入学以後に取得) |
自己推薦入学試験 | 心理学部 | 準2級以上(2023年4月以降に取得) |
自己推薦入学試験 | 経済学部 社会学部、教育文化学科 | 英検の級の指定なし(資格の期限なし) |
学校推薦型選抜(推薦選抜入学試験) | 文学部、美学芸術学科 グローバル地域文化学部、グローバル地域文化学科 | 2級以上(2023年4月以降に取得) |
同志社大学では、英検の活用方法が入試方式によって異なります。
特に総合型選抜や推薦型入試を検討している場合は、自分の取得している級や時期が条件を満たしているかを、事前に確認しておくことが大切です。
4.立命館大学
立命館大学では、国際関係学部の一般選抜において「IR方式(英語資格試験利用型)」が設けられています。
この方式では、本学独自の試験と所定の基準を満たしている英語外部検定試験のスコアを点数に換算したものの合計で判定されます。
英検を利用する場合は、2級以上の資格が必要で、受験時期に制限はありません。
取得した級に応じて、以下のように換算得点が異なります。
- 英検2級:80点
- 英検準1級、1級:100点
また、全学部の共通テスト方式において、英検準1級以上であれば共通テストの英語が満点扱いとなります。
英検のスコアを活用すれば、当日の英語試験の得点に左右されません。
高得点を確保できるため、英語が得意な受験生にとっては大きなアドバンテージになります。
関関同立の受験で英検が有利に働く4つの理由

関関同立の受験では、英検のスコアや取得級が有利に働く場面が数多くあります。
英検を活用することで得られる4つのメリットを具体的に見ていきましょう。
【関関同立の受験で英検が有利に働く理由】
1.出願資格が得られる
2.英語(外国語)の試験が免除になるケースがある
3.英語(外国語)の得点として換算される
4.取得級によって加点される
それぞれ解説します。
1.出願資格が得られる
関関同立の学部によっては、英検の特定の級を取得していないと出願できません。
たとえば「英検2級以上」「CSEスコア1950点以上」という指定があり、出願するには基準を満たす必要があります。
そのため、英検の取得は「受験のチャンスをつかむためのスタートライン」にもなり得ます。
英検に取り組むことで、出願できる大学・学部の幅が広がり、志望校選びの選択肢が増えることはメリットです。
特に関西大学や関西学院大学のように、出願資格に英検の級やCSEスコアを明記している大学では、早めに基準を満たしておくことが重要です。
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2.英語(外国語)の試験が免除になるケースがある
関関同立では、英検の級やCSEスコアが一定の基準を満たしていれば、英語(外国語)の試験が免除されるケースがあります。
この制度を利用すると、英語の試験対策にかかる時間や負担を軽減できるため、他の教科に勉強時間を割けます。
国語や数学など他教科に自信がある受験生は、得意科目で勝負しやすくなり、合格の可能性が高まると言えます。
また、英語が苦手な人にとっても、英検利用制度は魅力的です。
早い段階で英検の基準をクリアしておけば、英語試験を避けられ、当日のプレッシャーや不安を軽減できます。
3.英語(外国語)の得点として換算される
関関同立では、英検の級やスコアを英語の得点として換算する制度が設けられている場合があります。
たとえば、立命館大学の国際関係学部「IR方式」では、英検2級が80点、準1級・1級が100点と明確な換算基準が設定されています。
また、大学によっては入試での英語の点数と英検による換算点のうち高い方が採用されるケースもあるので、事前にチェックしておきましょう。
このような制度を活用すれば、試験当日のミスに左右されず、高得点を確保できるのがメリットです。
4.取得級によって加点される
関関同立の中には、英検の取得級に応じて、得点が加点される仕組みを取り入れている大学もあります。
級に応じて、あらかじめ決められた点数が試験の得点にプラスされるため、ライバルと差をつける武器となります。
加点によって、試験が始まる前から10点や20点などのリードを取れるため、他の受験生より有利な状態でスタートを切れます。
努力して取得した英検の資格が、直接合格の可能性を高める要素となるのです。
関関同立を含む大学受験で英検を利用する際の3つの注意点

英検は、関関同立の入試において試験免除や得点換算など、多くの場面で有利に働く場合があります。
しかし、活用にあたって注意すべき点も存在するので、ここでしっかり確認しておきましょう。
【関関同立を含む大学受験で英検を利用する注意点】
1.取得の有効期限が設けられているケースがある
2.CSEスコアの基準がある
3.受験勉強との両立が難しい
順番に解説します。
1.取得の有効期限が設けられているケースがある
英検を利用できる入試方式でも、有効期限が定められているケースがあるので要注意です。
「出願時点で過去2年以内に取得したものに限る」という条件が設けられている場合は、高校1年生や中学生のうちに受験した英検は対象外になります。
せっかく早い段階で英検を取得していても、出願時点で期限切れとなっていて活用できないケースがあるのです。
英検を大学入試で有効に使うためには、受験時期から逆算して計画的に受験することが大切です。
2.CSEスコアの基準がある
英検を入試に活用する際は、級だけではなく「CSEスコア(英検CSEスコア)」の基準を満たす必要があるケースがあります。
たとえば「英検2級以上かつCSEスコア1,950点以上」のように、級とスコアの両方をクリアしていないと出願できない大学・学部が存在します。
そのため、ただ級を取得するだけで安心するのではなく、スコアの確認も必須です。
英検の結果通知書には、CSEスコアが記載されているため、事前にチェックしておきましょう。
3.受験勉強との両立が難しい
英検の取得には、それなりの対策時間や労力が必要です。
取得した級が高いほど有利に働きやすいですが、その分難易度が上がり、負担がかかってしまいます。
状況によっては、受験勉強との両立が難しくなり、他教科の学習に影響が出てしまう可能性もあります。
そのため、英検の活用を考えている場合は、部活動や定期テストが落ち着く時期に、計画的に受験することが大切です。
関関同立に合格するための受験対策

関関同立の受験では、英検の取得が強みとなることがあります。
英語の試験が免除されたり、得点として換算されたりするため、取得しておけば有利な状態で大学入試に挑めます。
早い段階で英検の取得を視野に入れることで、出願できる学部や入試方式の幅が広がるのもメリットです。
関関同立の一般入試では、文系は「英語・国語・社会」、理系は「英語・数学・理科」の3教科が基本です。
学部ごとの出題傾向に大きな差は少なく、複数学部を併願しやすいのが特徴です。
そのため、英検対策と並行して、各教科の基礎をしっかり固めておくことが重要です。
英語はどの学部でも配点が高く、合否を左右しやすいため、重点的に取り組むようにしましょう。
関関同立の英検利用|まとめ

英検は、関関同立の多くの学部や入試方式で有利に働く資格です。
出願資格になっているだけでなく、英語の試験免除や得点換算、さらには明確な加点制度もあり、英語力を活かせるチャンスが豊富に用意されています。
そのため、早めに英検の取得を視野に入れることで、受験の選択肢を広げられます。
ただし、活用する際には有効期限やCSEスコアなどの条件にも注意が必要です。
各大学や学部で制度の内容は異なるため、最新の入試情報を公式サイトで確認しておきましょう。
英検を受験戦略に取り入れることで、関関同立の合格に近づけます。
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関関同立は、全国的にも人気の高い難関私立大学グループです。
偏差値や入試難易度も高く、独学だけでの合格は簡単ではありません。
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