こんにちは!武田塾で5校舎の統括をしている井関です。
さて、夏休みに合わせて様々な塾・予備校が夏期講習を開講し始めています。
しかし中には
「夏期講習って具体的に何をするんだろう?」
「夏期講習を受講する意味ってあるの?」
と思っている人もいるでしょう。
そこで今回は、夏期講習とはいったい何なのか、内容やメリット、料金などについて紹介していきます。
この記事を読めば夏期講習について知ることができるので、ぜひ夏の過ごし方を考える際の参考にしてみてください。
目次
夏期講習とは
夏期講習とは、文字通り塾や予備校が夏の一時期だけに行う特別講習です。
普段とは異なる講座が展開されることが多く、自分のレベルや目的に合った講座を選択することで夏休みに大きく学力を伸ばすことができます。
しかし、塾によってはそれまでの講義内容の続きとして行われる場合もあるので、そこは事前によく確認をしましょう。
具体的な内容としては、受験学年以外なら1学期の復習や2学期の予習、受験学年は苦手克服や問題演習などになります。
夏期講習だけの受講も可能
多くの塾では現在その塾に在籍していなくても、夏期講習だけを受けることが可能です。普段は部活で忙しかったりしても、夏休みの時間を生かして勉強をすることができます。
また、勉強の専門家に教わることで自分の課題も見つかることがあります。基本的に夏期講習の後に入塾を強要されることは無いため、お試しとして受講してみることをオススメします。
夏期講習の期間
夏期講習は基本的に夏休みを中心に実施されることが多いです。具体的には7月中旬頃から8月下旬にかけて行われます。
しかし、募集は少し前から始まることもあります。加えて、定員が設けられている場合があるので、早めに情報を集めて申し込みまで済ませることをオススメします。
実際に開講される日数は塾や講座の種類によって大きく異なり、1週間程度のものから1カ月以上続くものまで様々です。
夏期講習の内容
ここからは夏期講習で行われる具体的な内容を紹介していきます。
主要なものを取り上げているため、塾・予備校によってはここには無い内容で開講している場合もあります。
夏期講習の内容4パターン
1:1学期の復習
2:2学期の予習
3:苦手克服
4:受験対策
パターン1:1学期の復習
多くの夏期講習では、新学期が始まってから習ってきたことを一度全体的に復習します。理由は、1学期の内容を元に2学期の授業が進められるからです。
一度習っただけでは知識は定着しづらいため、時間があるこの時期に一気に復習を行い、今後の勉強をスムーズに進められるようにします。
パターン2:2学期の予習
先取り学習として2学期の内容を予習することで、実際に学校で学ぶ時に理解に時間を取られず、演習に時間を使うことができるようになります。
演習に時間をかけることは成績の向上につながるため、2学期にいい成績を取れる可能性が高くなります。
パターン3:苦手克服
夏休みには、普段学校があるときは時間が足りなくてできないことを進めることができます。そのため、苦手克服も夏期講習に組み込まれていることがあります。
苦手としている科目や分野は残しておくと、後々手をつけようとした時に時間が足りなくなってしまいます。
特に受験生は夏期講習で苦手を克服し、それからの問題演習を滞りなく長期間行えるようにしましょう。
パターン4:受験対策
受験は夏が勝負とも言う通り、夏期講習にも受験対策を目的とした講座が数多く開講されます。
先ほどの苦手克服と同じく、普段は学校があって時間がとりづらい勉強を一気に進められる貴重な時期を有効に活用しましょう。
大手の塾・予備校になると、志望校のレベルや分野別にかなり細かく講座が分かれているため、自分にあった講座を選ぶことで大きく合格に近づくことができます。
ここまで紹介してきた夏期講習の内容は以下の通りです。
夏期講習の内容4パターン
1:1学期の復習
2:2学期の予習
3:苦手克服
4:受験対策
夏期講習のメリット
夏期講習は特別講習ということもあり、メリットがたくさんあります。
ここでは夏期講習を受けることのメリットを5つ紹介していきます。
夏期講習のメリット5選
1:必要なところだけを対策できる
2:勉強習慣の定着・維持
3:適切な環境で勉強できる
4:質問ができる
5:塾の雰囲気を知ることができる
メリット1:必要なところだけを対策できる
夏期講習は様々な内容で開講されるため、自分に必要な部分だけを対策することができます。これは特に受験生に大きなメリットになってきます。
例えば、今までやってきたことが覚えきれていない方は復習がメインの講座を選ぶと良いです。英文解釈が苦手な方は、英文解釈の講座を選べば苦手を克服できます。
このように、夏期講習は自分に足りないところだけを一気に補うことができます。
メリット2:勉強習慣の定着・維持
夏休みは学校が無いため、今までの勉強習慣が崩れがちです。しかし、夏期講習を受けることで勉強習慣を崩さずに維持することができます。
また、勉強習慣がまだ無いという方は夏期講習を通して勉強習慣を身につけることができます。
夏期講習があると勉強しないといけなくなるので、勝手に勉強習慣が付きます。加えて、講座によっては午前中から開講される場合もあるため、生活リズムを崩すこと無く夏休みを過ごすことができます。
メリット3:適切な環境で勉強できる
塾に通っていない場合は自宅や図書館などで勉強するしかありません。しかし、夏期講習を受けることで適切な環境で勉強をすることができます。
自分を誘惑する物が少ないですし、生徒たちも勉強することを目的に来ているため、そこにいるだけで勉強に集中しないといけない気がしてきます。
また、塾によっては夏期講習の受講者は自習室を利用できる可能性があるため、講義以外の時間も無駄にすること無く過ごすことができます。
勉強に集中できる環境が用意されている点は夏期講習を受けるメリットの一つです。
メリット4:質問ができる
一人で勉強しているときに、解説を読んでも調べても分からない問題が出てくる可能性があります。そんなとき、夏期講習に通っていればほとんどの場合は質問に答えてもらえます。
分からない問題をそのままにしておくのは勉強をする上でトップクラスに良くないことです。特に受験生は問題演習に多く時間を使うためにも、分からないことはその場で消しておく必要があります。
講義の開始前や終了後のタイミングを見計らって担当の講師に質問しに行くのが確実な方法です。
夏休み以降の勉強をスムーズに進めるために分からないことは早めに質問詞に行きましょう。
メリット5:塾の雰囲気を知ることができる
塾や予備校に入ることを検討している人にとって、夏期講習はそこの雰囲気を知るための良い機会になります。
入会すること無く講義を受けられる機会も少ないですし、夏期講習の方が通常時よりもコストパフォーマンスが良いことも多いです。
また、夏期講習を受講した人にはその後入塾する際に何か特典がある場合もあるので、入塾を考えている人にはオススメです。
ここまで紹介してきた夏期講習のメリットは以下の通りです。
夏期講習のメリット
1:必要なところだけを対策できる
2:勉強習慣の定着・維持
3:適切な環境で勉強できる
4:質問ができる
5:塾の雰囲気を知ることができる
注意点
夏期講習はただ受ければ良いというわけではありません。そこで、夏期講習を受ける際の注意点を解説します。
注意点1:目的を明確にしてから利用する
どんな講義でも、目的を明確にしてから受講しましょう。なぜなら、目的が無いと夏期講習を最大限に生かすことができないからです。
夏期講習は講座の種類やレベルが様々です。その中から自分に必要な講座を選ぶには、目的を事前に立てておくことが重要になってきます。
目的には苦手分野の克服や基礎の復習などを立てて、自分に合った講座を適切に選べるようにしてから受講しましょう。
注意点2:いくつか比較してみる
夏期講習を受ける際は、必ず複数の塾や予備校を比較してから受講しましょう。
先ほども書いた通り、夏期講習は講座の内容が多岐にわたります。そのため、一つの塾の夏期講習を見ただけでは、その中に自分に合った講座がない可能性も十分にあります。
また、塾の雰囲気や利用できる設備なども勉強する上で重要になってきます。自分が集中して勉強できるかどうかも考えましょう。
さらに、料金やアクセスの良さも変わってきます。複数の塾や予備校を比較して、自分のニーズに合った講座と環境を選びましょう。
夏期講習の料金
最後に料金について紹介します。
ここで紹介する料金はあくまで目安です。志望校のレベルや現在の学力、入試に使う科目によっても金額は変わってきます。そのため正確な料金を知りたい方は、受講を考えている塾・予備校へ問い合わせてみてください。
高校生
高校生を対象とした夏期講習の料金はおよそ以下の通りです。
学年 | 集団授業塾 | 個別指導塾 |
高1・高2 | 5万~10万円 | 6万~15万円 |
高3 | 7万~14万円 | 9万~22万円 |
基本的に集団授業に比べて個別指導の方が料金が高い傾向があります。また、3年生は大学受験に向けて膨大な対策をする必要があるため、料金が高くなります。
中学生
中学生を対象とした夏期講習の料金はおよそ以下の通りです。
学年 | 集団授業塾 | 個別指導塾 |
中1・中2 | 3万~6万円 | 6万~8万円 |
中3 | 8万~10万円 | 10万~20万円 |
中学生も高校生と同じく、集団授業よりも個別指導の方が料金が高いです。また、高校受験対策があるので、3年生は料金が高くなります。
小学生
小学生向けの夏期講習は、中学受験の対策と学校の授業の補助の2パターンがあります。
料金はおよそ以下の通りです。
学年 | 学校の授業の補助 | 中学受験対策 |
小4・小5 | 2万~5万円 | 4万~15万円 |
小6 | 2万~5万円 | 16万~19万円 |
一般的に、中学受験の対策を目的とした講習の方が料金が高くなります。
また、中学受験対策に関しては学年を追うごとに料金が上がっていく傾向があり、6年生向けの講座はかなり高くなります。
まとめ
今回は塾・予備校の夏期講習について紹介してきました。この記事を参考にして、夏休みの過ごし方を考えてみてください。
さて、これだけ夏期講習について書いてきましたが、我々武田塾には夏の特別講習という意味での夏期講習がありません。
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