こんにちは!
武田塾で5校舎の統括をしている井関です。
勉強をしていると、
「単語・用語が全然覚えられない!」
「暗記ってどうやったらできるんだろう?」
と思う人もいるでしょう。
例えば英語なら大量の英単語を覚えなければいけませんし、社会科目であれば年号や人の名前を覚える必要があるのでとても大変ですよね。
そこで今回は、暗記するときに重要なこと、暗記する方法を紹介していきます!
この記事を見れば暗記について完璧にわかるので、勉強のペースを上げることができます。
目次
暗記する際に重要なこと
ここでは、どんな暗記法を実践するときでも重要な、言わば「暗記のコツ」を紹介します。これを意識するかどうかで完成度が大きく変わってくるので、ぜひ覚えていってください。
何度も繰り返す
人間は時間がたつにつれ覚えていることをどんどん忘れていくので、何度も繰り返し覚えることが大切です
これはエビングハウスの忘却曲線と呼ばれるものです。
人は復習何もしなければ忘れる一方で、思い出したり覚えるのに時間がかかるようになっていきます。しかし、繰り返し復習することでそこにかかる時間が減り、勉強の効率が上がっていくということを示しています。
ですから、繰り返し復習することを意識して勉強しましょう。
アウトプットする
暗記と言うと、覚えること=インプットのイメージが強いですが、アウトプットすることがとても効果的です。
人間の脳は必要な情報、使うことのある情報を残し、それ以外を記憶から消し去りますます。
実際みなさんも、どうでもいいことを長い間覚えているのは難しいですよね。
しかし、アウトプットすることで、脳に必要な情報であると認識させることができ、長期記憶として残ります。
なので暗記するときには覚えたことを積極的に人に話すなどして、アウトプットするようにしましょう。
自分に向いている方法を見つける
暗記を効率よく進めるためには、自分にあった方法を見つける必要があります。
なぜかと言うと、暗記方法には人によって向き不向きがあるからです。
例えば英単語を覚えるときに、音読をする方が覚えやすい人もいますし、紙に書きながらの方が覚えられるという人もいます。
次は暗記方法をいくつか紹介していくするので、その中から「これなら無理なく効率よくできる」と思うものを探してみてください。
効率的に暗記する方法
たくさんの単語や用語を暗記するときには、やり方を工夫したり、暗記ツールを使ったりしてみましょう。
そうすることで勉強の効率がグッと上がります。
それでは、オススメの暗記方法を紹介していきます!
一撃で覚えられるようになるオススメの暗記方法7選
ここでは私がたくさんの受験生と関わってきた中でも特にオススメできる7つの暗記方法を紹介します。
自分に合った暗記法を見つけることができれば、簡単に暗記できるようになるので、自分に合ったものを見つけてください!
1.語呂合わせで覚える
2.関連しているものはまとめて覚える
3.説明して覚える
4.背景情報なども関連付けて覚える
5.声に出して覚える
6.書いて覚える
7.視覚情報を使って覚える
方法1.語呂合わせで覚える
これは定番なので「もうやってるよ」と思う人もいるかもしれませんが、覚えるのが大変な内容は語呂合わせを使いましょう。
特に、自作のものは記憶に残りやすいので余裕があったら作ってみるといいでしょう。
自分で思いつかない場合は、学校の先生や先輩などの年上の人たちが当時使っていたものを聞いてみましょう。
また、インターネットで調べても覚えやすいものが結構見つかります。私も受験生時代はYahoo!知恵袋に助けられました。
自分にしっくりくる語呂合わせで効率よく勉強しちゃいましょう!
方法2.関連しているものはまとめて覚える
対義語・類義語や似ている形の単語・用語はまとめて覚えてしまいましょう。
そうすることで、実際に試験やテストのときに思い出すのが早くなります。
例えば、英語で「雇う」を意味する”hire”の対義語は”fire”(解雇する)です。仮に”fire”がとっさに出てこない時に、それぞれ別々に覚えていた場合は思い出すのに時間がかかってしまいます。
しかし、それぞれを対義語として覚えていれば、「”解雇する”は”hire”の対義語だからその時一緒に覚えたのは…」という思考になり、思い出しやすくなります。
関連しているものをまとめて覚えるのは英単語以外にも使える方法なので実践してみてください。
方法3.説明して覚える
少しハードルが高いですが、誰かに説明することは、暗記にとても効果的です。
説明をするときは、相手がわかるように言い方を考えるため、先ほど話したアウトプットになることに加え、頭の中で情報が整理されます。
相手は友達や家族にやってもらいましょう。
また、友達どうしで勉強している内容に関するクイズを出し合うのもおすすめです。もし、正解できなかった場合は自分がちゃんと覚えられていないということなので、もう一度学習しなおしましょう。
方法4.背景情報なども関連付けて覚える
ただ単語・用語を覚えるだけでなく、背景情報なども関連付けて覚えるようにしましょう。
例えば、ある出来事の名前に加えて
・なぜそれが起きたのか
・誰がかかわっているのか
・どんな影響を及ぼしたのか
なども一緒に覚えることで他の出来事との関係がわかったり、記憶に残りやすくなったりします。
これは特に社会科目で使える方法ですが、他の科目でも十分使える方法なので試してみてください。
方法5.声に出して覚える
暗記するときには黙読するよりも音読したほうが良いです。なぜなら、一度に受け取る情報量が増え、記憶に残りやすくなるからです。
黙読では目からの情報しかないですが、音読では自分の声が耳から入ってくるため、目+耳の二か所から情報を取り入れられます。
また、声に出すことで記憶や学習をつかさどる部分が活性化することも期待できます。
私自身も暗記するときは音読していましたし、今まで見てきた生徒の中にもやっている人はたくさんいました。
少し場所を選びますが、暗記するときはできるだけ音読するようにしましょう。
方法6.書いて覚える
実際に書いて覚えるようにすることも暗記には良い方法です。
英単語や漢字は実際に書くことや、その綴りを解答することを求められるため、書く練習をしておきましょう。
また、書きながら音読すると目+手の二か所で情報を得られることに加え、そもそも書くことに多くの神経を使うため、記憶に残りやすくとても効果的です。
しかし、書いているだけで覚えた気になって満足してしまうことには注意しましょう。
最近の入試はマークシート方式であることがほとんどなので必要ないと感じる人もいるかもしれませんが、効果はあるのでやってみる価値はあります。
方法7.視覚情報を使って覚える
文字を読むだけでなく、絵や写真、動画などの視覚情報も用いて暗記するとイメージが湧き、覚えやすいです。
例えば理科科目では、生物の構造を簡略化した図や実験の様子の動画・写真などを、社会科目では、人物や出来事を映した写真・絵を活用しましょう。
最近はYouTubeに解説動画などもあがっているので、それらをうまく使ってみるのも良いです。
また、英単語の暗記法についてはこちらの記事で詳しく解説されています。つまづきがちな発音記号などについても載っているので、ぜひご覧ください。
暗記ツールを使う
勉強をサポートしてくれる道具を使うことで暗記しやすくなります。
ここではその例を2つ紹介します。
1.暗記ペンと赤シートを使って覚える
教科書や参考書の覚えたい部分に緑のペンで線を引き、そのうえから赤シートをかぶせることで文字が見えなくなるので、アウトプットの練習になります。
線を引いたところの周りの文章や図なども見ることになるため、記憶に定着しやすいです。
さらに、この暗記法のいいところは、自分に必要なところを補うための自分だけの問題集を作ることができるところです。
簡単にアウトプットの練習ができるので、暗記ペンとシートを活用してみてください。
2.アプリを使う
スマホのアプリにも暗記に使えるものがあるので、ここでは3つ紹介します。自分にあったものを見つけて使ってください。
①WordHolic
WordHolicは、様々な機能を持っている単語帳アプリです。
自分で単語帳を作ることができるのはもちろん、表示順をランダムにする機能や、29言語での読み上げに対応していることなど、暗記を助けてくれる機能が豊富です。
②Quizlet
Quizletでは自分で作った単語帳だけでなく、他のユーザーの作ったものも使うことができるので、作る手間を省くことが可能です。
チェックするときも、間違った単語を繰り返し重点的に暗記することができます。
さらに、チェックする方法もテスト形式や神経衰弱のような形式などいくつかあるので、自分にあった方法で暗記できる点も魅力です。
③Anki
Ankiはいつ復習すればいいのかを学習度に合わせて自動で通知してくれます。
こちらはPCを使いこなせる人には特にオススメのアプリです!
PC版と同期することができるので、PC上で単語帳を作成しスマートフォンやタブレットで学習ということが可能です。
ただし、スマートフォン版は有料なのでそこは注意してください。
暗記法探しを終わらせたいなら武田塾へ
今回、様々な暗記法やツールを紹介してきました。
しかし、なかなか自分に合ったものを一人で見つけるのは難しいですよね。
まだ暗記法で迷っている方は、お気軽に武田塾へ助けを求めてみてください!
武田塾流暗記法について動画で学ぶ
武田塾のYouTubeチャンネルには様々な教科、科目の勉強法を解説する動画があがっています。その中に英単語や古文単語などの暗記法についての動画もあるので、参考にしてみると良いでしょう。
こちらの動画では英単語の暗記法を紹介しています。高田先生の詳しい解説がついているので、勉強の仕方が一発で分かります
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