こんにちは!武田塾で5校舎の統括をしている井関です!
大学受験は大学を決めるだけでなく、学部や学科も選択する必要があり、とても難しいですよね。
そこで今回は、志望校を決めるために大切な6つの観点を解説していきます!
この記事を読んで、将来自分がやりたいことを考えながら、志望校について考えを深めていきましょう。
目次
ポイント1:将来の夢・職業を決める
将来やりたいことが決まっていると、志望校は決めやすいです!
例えば、医者になりたい人は、医師国家試験を受験するために、医学部に進学するべきですよね。弁護士になりたい人であれば、他にも手段はありますが、法律について詳しく勉強できる法学部に行くことが夢を叶える近道であると言えるでしょう。
既に将来の夢や職業を持っている人は、その目標から逆算してどのような知識や経験をすればその夢を叶えられるのか考えてみましょう。
きっと自分が4年間を通して学ぶべきことや経験するべきことが見えて来ますくるでしょう。あとはそれができる大学・学部を調べるだけです。
ただ、そういった具体的な目標がある人ばかりではありません。「お金を稼ぎたい」「有名になりたい」のように、抽象的な目標しかないという人もたくさんいると思います。
志望校を決める上で、まずは漠然とした憧れでも問題ありません。自分がやりたいことを考えてみましょう。
「今は地方にいるけど、東京に行ってみたい」「レベルの高い大学に行って友達と切磋琢磨したい」などなんでも良いと思います。まずは大学に行く目的を考えることから始めてみましょう。
年々、大学への進学率は高まっていますが、「周りが大学に行くから、自分も何となく大学に進学しよう」という考えは危険です。
大学は単位を取得しないと卒業できません。何も考えずに大学・学部を選び、入学すると4年間大学で勉強し続けるモチベーションを維持することが難しくなってしまうでしょう。
自分が何のために大学に進学するのかを考えることから、志望校選びは始まります。
ポイント2:文系・理系を決める
大学受験において、志望校を決めることは大学を決めることだけではありません。自分が大学で専門的に学ぶ分野を選ぶことでもあります。
なぜなら、大学では専攻する学問以外の授業を受けることもできますが、基本は専攻する分野の授業になります。
何も考えずに学部を選択すると、大学に入学してから勉強するモチベーションが下がり、場合によっては進級できないこともあるかもしれません。
大学にはたくさんの「学部」があり、大きく分けて「文系学部」と「理系学部」に分類することができます。
文系学部とは、法律や政治、経済、言語、教育などが該当します。一方理系学部とは、理学や工学、医学、看護学、薬学などが該当します。
今まで自分が学校や塾で勉強してきたことを振り返り、どの科目の何を勉強している時に面白いと思ったか、逆にどんなことを勉強している時につまらないと感じたかなど、過去を振り返ってみることは学部や専攻を考える際に役立ちます。
ポイント3:大学の特色を調べる
「大学生活」と聞いたらどんなものを思い浮かべますか?真っ先に思い浮かぶのは、部活動やサークル活動などではないでしょうか?
そのイメージの通り、大学は決して学問をするだけの場所ではありません。部活動やサークルなど、自分の好きなことに仲間と共に打ち込む場所でもあります。
大学の部活動やサークル活動は高校と比較して、多くの種類があります。中には非常にマニアックな活動をしているコミュニティもあります。
自分が勉強以外にどんな活動をしたいのか、また、その活動をするためにはどの大学にいくのが良いかという視点で志望校を考えてみてはどうでしょうか。
また、多くの学生が留学に行けるように制度が整備されている大学や、留学生の受け入れを積極的に行っている大学もあります。
留学や国際交流に興味がある人はそういった取り組みを行っている大学について調べてみるのも良いですね。
ポイント4:国公立・私立を決める
志望校を決める上で大切な観点として、「国公立・私立」という区分があります。
なぜなら、国公立か私立かで受験料や入学金、年間の授業料が大きく異なるからです。また受験に必要な科目数も異なってきます。
例として国立大学と私立の法政大学の受験料、入学金、授業料を比較してみましょう。
(1)国立大学
入学考査料(受験料)は17,000円、入学料が282,000円、1年間の授業料は535,000円となります。
(2)法政大学
法政大学は入試形態として共通テスト利用と一般入試があり、それぞれ18,000円と35,000円になっています。入学料が240,000円、1年間の授業料は831,000円です。
入学料は国立大学よりも安いものの、授業料が国立大学よりも約1.5倍高くなっています。
しかし、私立だからといって一概に費用がかかるわけではありません。神奈川大学の給費生制度や武蔵野大学のスカラシップ制度などのように、成績優秀者が授業料免除・減額される制度もあります。
ポイント5:志望校の受験科目・受験方式を調べる
志望校や学部、学科によって受験科目・受験方式は大きく異なります。
例えば、国立大学を受験する場合は基本的に文系であっても数学や理科、理系であっても社会を受験する必要があります。一方、私立大学であれば3科目やそれ以下の科目数で受験することができます。
・早稲田大学商学部を地歴・公民型で受験する場合、受験科目は英語、国語、地歴公民科目(世界史B、日本史B、政治経済)から1科目の3科目で受験できます。
・中央大学総合政策学部は英語と国語の2科目で受験できます。
さらに、最近では英検やIELTS、TOEFLなどの英語資格により、英語の試験に点数の加算や免除されるケースもあります。(入試方式によっては英語資格の提出が出願要件となっている場合もあります。)
・千葉大学国際教養学部では、英検1級または準1級を受験して取得したスコアが2500以上、IELTSが6.5以上、TOEFL IBTが80以上のいずれかを保有している場合、二次試験の英語は満点換算となります。
・上智大学の共通テスト利用方式入試では、CEFRレベルB2以上の英語検定試験結果を提出した場合、共通テストの外国語において、みなし得点として利用することができます。ただし、スコアを提出した場合でも共通テストの英語の受験は必須で、共通テストの英語の得点とみなし得点のいずれか高得点が英語の特典となります。
3年生の夏から上位の大学への逆転合格を目指すのであれば、必要な科目数が少ない私立大学に絞って対策することも有効な戦略となります。また、英検などの英語外部試験を受験することで、大学によっては英語の勉強の負担を下げることも可能です。
志望校を決める上で、受験科目・受験方式を調べることは重要になります。
ちなみに、武田塾では英検の対策も可能です。興味のある方は無料受験相談で話を聞きにきてくださいね!
ポイント6:併願校を考える
志望校を決める際に忘れてしまいがちなのが併願校を決めることです。大学受験は当日の一発勝負です。いくら勉強してきても、緊張や当日の体調によって自分の最高のパフォーマンスを出せないこともあります。
第一志望に合格できることほど望ましいことはありませんが、万が一のことも考えて併願校を考えておくことが非常に大事です。
また、第一志望校の受験の前に併願校の受験があり、合格していた場合、第一志望の受験はかなりリラックスした状態で臨むことができます。
併願校をたくさん受験すると安心を得ることはできますが、併願校の対策に時間を取られて第一志望の対策が疎かになってしまっては本末転倒です。
河合塾の大学入試情報サイトでは、現役と浪人問わず、一人当たり平均4校受験するという調査結果が報告されています。(河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」から引用)
まとめ
今回は志望校を決める時に考えるべきポイントを6つに分けて紹介しました。大学受験は高校までの受験とは大きく異なり、学部・学科も含め、全国からある大学の中から志望校を決めなければならないため、選択肢も多く、簡単に決めることはできません。
しかし、大学や大学で学ぶ分野を決めることは将来の自分について考えるきっかけでもあります。大学で何をしたいかという短期的な視点だけではなく、大学を卒業してから自分が何をしていきたいのかという長期的な視点も取り入れてみると志望校選びがしやすくなるかもしれません。
また、大学受験は情報戦です。志望校を決める時には情報収集が欠かせません。大学の場合、奨学金や特待生といった制度も豊富にあるため、親に金銭的な負担をかけられないから、と国公立大学だけを見るのはもったいない考え方です。
大学でその人の人生が決まるわけではありませんが、大学卒業後の自分の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。強いプレッシャーを感じる必要はありませんが、決断するために必要な情報を集めながら、志望校と大学卒業後の自分について考えを深めていきましょう。
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