東京学芸大学で入りやすい学部は?大学情報も合わせて紹介!

東京学芸大学で入りやすい学部は?大学情報も合わせて紹介!

こんにちは!武田塾田無校・ひばりヶ丘校・東久留米校で統括をしている井関です。

東京学芸大学は、教育者養成大学の名門で将来学校の先生になりたいと考えている人や教育関連の仕事に就きたいと考えている人におすすめの大学です。

ただし、名門と言われているだけあって入試の難易度が高く、人気もあって倍率が高いため合格することは難しいです。

そこで今回は「絶対に東京学芸大学に入りたい!」という方に、入りやすい学部や大学情報を紹介しますのでぜひ参考にしてください。

監修者

東京学芸大学の大学情報を紹介!

空を見上げる高校生

東京学芸大学は、東京都小金井市にある教育学部のみを有する教育者養成大学です。

教育者養成とは学校の先生はもちろん、教育支援職と呼ばれる保育士・各種ソーシャルワーカー・福祉事務所職員など子どもだけではなく、社会を構成する全ての人の学びの支援に関わる仕事を目指す人も育てるということを意味しています。

そのため東京学芸大学の学校教育系の学生は、卒業するためには教員免許を取得することが卒業するための条件となっており、教育支援系の学生は保育士・ソーシャルワーカー・司書などの資格を取得することができます。

東京学芸大学は教育学部だけの単科大学ですが、総合教育科学・人文社会科学・自然科学・芸術・スポーツ科学など、総合大学に匹敵するほど多彩な分野を学ぶことができる大学です。

東京学芸大学で入りやすい学部3選

東京学芸大学の入試対策を行う受験生

東京学芸大学は30以上のコースがあり、合格者平均の偏差値は47.5〜65で共通テスト得点率は53%〜76%と学力幅が広く、また倍率も1.1倍〜3.7倍と人気格差が大きい大学です。

そこで、共通テストの得点率・偏差値・倍率の観点から東京学芸大学の入りやすいコースを3つ紹介します。

東京学芸大学で入りやすい学部①A類初等教育専攻美術コース

東京学芸大学で入りやすい学部の1つ目は、A類初等教育専攻美術コースです。

A類初等教育専攻美術コースは、小学校教員になるための授業と共に、図工・美術の専門性を高める授業を履修します。

共通テスト得点率・倍率は以下の通りです。

偏差値
共通テスト得点率 61%
倍率(2023年度) 1.1
倍率(2022年度) 1.5
引用:東京学芸大学|過去問・偏差値など|大学受験パスナビ:旺文社

A類初等教育専攻美術コースの入試は前期日程入試のみで、2023年度の受験者は20名で合格者18名という結果でした。

2次試験では面接・デッサン・小論文と学力以外の試験のため、入試方法が特殊な点から他のコースに比べて倍率が低くなっています。

東京学芸大学で入りやすい学部②B類中等教育専攻書道コース

東京学芸大学で入りやすい学部の2つ目は、B類中等教育専攻書道コースです。

B類中等教育専攻書道コースは書の歴史や文化・書の表現・教育についての総合的な力を身につけ、高等学校芸術科書道の教員を目指します。

共通テスト得点率・偏差値・倍率は以下の通りです。

偏差値 47.5
共通テスト得点率 53%
倍率(2023年度) 1.8
倍率(2022年度) 1.7
引用:東京学芸大学|過去問・偏差値など|大学受験パスナビ:旺文社

東京学芸大学B類中等教育専攻書道コースの入試は前期日程入試のみで、2023年度の受験者は35名で合格者19名という結果でした。

共通テストの得点率・偏差値は、東京学芸大学の全体の中で最も低い数値です。

2次試験で国語の学力試験だけではなく書道実技・書道理論の試験があり、その配点が高いため共通テストの得点率・偏差値が他のコースに比べて低くなっています。

東京学芸大学で入りやすい学部③B類中等教育専攻情報コース

東京学芸大学で入りやすい学部の3つ目は、B類中等教育専攻情報コースです。

B類中等教育専攻情報コースは令和5年度に新設したコースで、高等学校の情報の教員養成を目的としています。

共通テスト得点率・偏差値・倍率は以下の通りです。

偏差値 50.0
共テ得点率 60%~62%
倍率(2023年度) 1.2
倍率(2022年度)
引用:東京学芸大学|過去問・偏差値など|大学受験パスナビ:旺文社

東京学芸大学B類中等教育専攻情報コースの入試は前期日程・後期日程があり、2023年度の前後期合わせた受験者は28名で合格者24名という結果でした。

新設したばかりのコースのため、受験者の学力層も読めない点から倍率が低くなっていますが、2024年度からは人気が出る可能性もあるため注意が必要です。

東京学芸大学の合格に必要な対策を紹介!

大学生活の様子

志望校合格に向けて必要な対策は、志望校の入試情報を確認して傾向を知り、適切な対策を行うことです。

ここでは先ほど紹介した入りやすい学部の対策内容について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

東京学芸大学に合格するために必要な対策①A類初等教育専攻美術コース

東京学芸大学A類初等教育専攻美術コースの選抜方法は以下の通りです。

大学入試共通テストで受験を要する教科・科目
教科 科目 必須又は必要科目数
国語 国語 必須
地理歴史 世界史B・日本史B・地理B 左から1科目
公民 現代社会・「倫理・政治・経済」
理科 ①物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎
②物理・化学・生物・地学
左から1科目
数学 数学Ⅰ・数学A 必須
外国語 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語 左から1科目

2次試験で必要になる受験科目や科目数は以下の通りです。

2次試験で受験を要する科目など
教科 科目 必須又は必要科目数
図工・美術実技
(選択問題)
小論文・鉛筆による静物のデッサン 左から1科目を選択
面接 必須

共通テストは、数学Ⅱ・数学Bが必須ではないことや理科が1科目のみの選択であることが特徴です。

そのため、東京学芸大学A類初等教育専攻美術コースの受験を決めた場合には、共通テストに向けて科目を絞って対策しましょう。

2次試験は、面接と小論文または鉛筆によるデッサンです。

デッサンの受験を選択する場合には、美術教室に通いデッサンの練習をするなど、共通テストの対策同様にデッサンの対策が必要となります。

小論文の受験を選択する場合には、過去出題された内容を元にどういった内容が出題されるかを推測し、繰り返し書いて練習することが必要となります。

デッサン・小論文のいずれも時間との勝負になるため、時間内に仕上げるために、高校3年生の前期から対策を開始しましょう。

面接は、志望理由や大学に入ってからやりたいこと、将来の夢など定番の内容が質問されるので、事前に回答を準備して学校・塾の先生とともに本番を想定した環境で練習をしましょう。

東京学芸大学に合格するために必要な対策②B類中等教育専攻書道コース

東京学芸大学B類中等教育専攻書道コースの選抜方法は以下の通りです。

大学入試共通テストで受験を要する教科・科目
教科 科目 必須又は必要科目数
国語 国語 必須
地理歴史 世界史B・日本史B・地理B 左から1科目
公民 現代社会・「倫理・政治・経済」
理科 ①物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎
②物理・化学・生物・地学
左から1科目
数学 数学Ⅰ・数学A 必須
外国語 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語 左から1科目

2次試験で必要になる受験科目や科目数は以下の通りです。

2次試験で受験を要する科目など
教科 科目 必須又は必要科目数
国語 国語総合・現代文A・現代文B・古典A・古典B 必須
書道実技 漢字の書・仮名の書・漢字仮名交じりの書 必須
書道理論 日本・中国書道史・書道理論(例:書道用語など) 必須
面接 必須

共通テストは、A類初等教育専攻美術コースと同様に、数学Ⅱ・数学Bが必須ではないことや理科が1科目のみのため、共通テストに向けて科目を絞って対策しましょう。

2次試験は国語の学力試験と書道実技・理論と面接ですが、配点は共通テストよりも大きいため共通テストで失敗した場合にも大逆転が可能です。

国語の対策は過去問演習を中心に行いますが、記述問題の採点については国語の先生に解答をチェックしてもらい、失点の理由など細部まで確認をして力をつけていきましょう。

書道は短期間で上達するものではないため、早くから対策を行い何度も繰り返し練習をし、学校の先生や書道教室の先生に添削をしてもらうことをおすすめします。

書道理論は書道用語の説明をする問題などが出題されるため、高校で使用している書道の教科書に出てくる用語については、自分の言葉で正しく説明できるように対策する必要があります。

面接については、A類初等教育専攻美術コースと同様に定番の質問が多いため、回答の事前準備と練習を重ねて試験本番に臨みましょう。

東京学芸大学に合格するために必要な対策③B類中等教育専攻情報コース

東京学芸大学B類中等教育専攻情報コースの選抜方法は以下の通りです。

大学入試共通テストで受験を要する教科・科目(前期・後期共通)
教科 科目 必須又は必要科目数
国語 国語 必須
地理歴史 世界史B・日本史B・地理B 左から1科目
公民 現代社会・「倫理・政治・経済」
理科 ①物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎
②物理・化学・生物・地学
左から1科目
数学 ①「数学Ⅰ・数学A」 必須
②「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」・情報 左から1科目
外国語 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語 左から1科目

2次試験で必要になる受験科目や科目数は以下の通りです。

2次試験で受験を要する科目など
教科 科目 必須又は必要科目数
数学 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B 必須
面接 必須

共通テストは、多くの国公立理系大学と同様の試験科目となっており、2次試験は数学のみが出題されるため数学が得意な人は対策がしやすいでしょう。

2次試験の数学の学力試験については、過去問題を使った演習を中心に行いましょう。

新設コースのため、B類中等教育専攻情報コースの2次試験の過去問題は1年分しかないと心配される方もいるかと思います。

A類初等教育専攻数学コース・B類中等教育専攻数学コース・E類教育支援専攻情報教育コースと同じ問題を使用しているため、過去問題を使った対策も問題なく取り組むことができます。

面接については、志望理由などだけではなく口頭試問もあります。

口頭試問では、情報の基礎的な用語や知識に関する内容が出題されるため情報の教科書の重要語句の確認を事前に行い、自分の言葉で説明できるようにしましょう。

東京学芸大学の合格には武田塾がおすすめ!

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東京学芸大学の入りやすい学部について紹介しましたが、いずれの学部も事前の準備や対策がなければ合格することは難しいです。

「東京学芸大学に入りたいけれど、具体的にどういう計画で受験勉強に取り組んだら良いか知りたい」という方は、塾や予備校で講師から指導を受けながら入試対策を行うことをおすすめします。

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東京学芸大学の入試対策を自分の力で行うことが不安な方は、ぜひ武田塾の無料相談にお問い合わせください。

東京学芸大学で入りやすい学部は?|まとめ

東京学芸大学で入りやすい学部は、美術・書道・情報と主要5科目以外の科目に関するコースが対象でした。

ただし、各コースとも専門的な内容が2次試験で問われるため、共通テスト同様に早くから計画的に対策を行うことが必要です。

また、年度によっては高倍率となる可能性もあるため、ギリギリ合格という状況よりも確実に合格できるように、共通テストや2次試験に必要な知識・技能を身につけていきましょう。

武田塾では、全国の校舎で無料受験相談を行っているので、東京学芸大学の入試対策についてより詳しく知りたい方は、お気軽に最寄りの校舎にお問い合わせください!

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